
「ティックトックshopとは?」「ティックトックshop いつ?」――近ごろ検索ボリュームが急増しているこのワードからも、TikTok Shop(TikTok EC)への注目の高さがうかがえます。2025年6月に日本正式ローンチ予定と報じられ1、EC業界では“動画発見型コマース”という新潮流が到来間近です。本記事では日本での開始時期と、事業者が準備すべきポイントを徹底解説します。
目次
- TikTok Shop(TikTok EC)とは?
- 日本でのTikTok Shop開始時期はいつ?
- 事業者が今すぐ取り組むべき3つの理由
- ローンチまでに準備しておくべきステップ
- まとめ&次のアクション
TikTok Shop(TikTok EC)とは?

TikTok上で動画視聴から決済まで完結できる“インアプリEC”機能です。ショート動画やライブ配信に商品タグを付与し、ユーザーは画面遷移せずに購入可能になっています。海外では<In-Feed Shoppable Video>やライブコマースが主流で、アフィリエイト連携やフルフィルメント(FBT)も整備されています。
日本でのTikTok Shop開始時期はいつ?

正式ローンチ:2025年6月予定
複数の報道(JETRO・Nikkei ほか)によると、2025年6月に日本で正式提供開始の見通しです。現時点(2025年6月13日)では商材カテゴリや販売手数料などの詳細は未発表ですが、「本土法人店」「個人店」の双方が対象になる可能性が高いとされています。
事業者が今すぐ取り組むべき3つの理由
① 月間3,300万超のアクティブユーザーに即リーチ
TikTok日本版のMAUは3,300万人を突破3しており、うち18~34歳のユーザーが62%を占めている。1日当たりの平均使用時間は96分間で、YouTube(82分間)およびインスタグラム(54分間)を上回っている。(tiktok調べ)検索より“おすすめ”経由で買う若年層に対し、UGC×アルゴリズムで商品を発見してもらえるチャンスは圧倒的です。
② 動画完結型の購買導線でCVRが向上
外部LPへ遷移させずアプリ内決済で完了するため、カゴ落ち率を下げ、広告ROIを最大化できます。ライブ配信によるリアルタイムQ&Aは購入意思決定を後押します。
③ 先行者優位でTikTokアルゴリズムを味方にできる
ローンチ初期は競合が少なく、クリエイター向けアフィリエイトや広告クレジットなど先行特典が付与される傾向があります。早期にPDCAを回し、タグ学習を進めることでランキング上位を独占しやすくなります。
出典:Hotto Link、JETRO統計ほか。

ローンチまでに準備しておくべきステップ
ステップ1 ― 参入要件をクリア
- 法人店:日本法人の登記簿謄本・代表者ID・銀行口座
- 個人店:日本国籍ID(運転免許証/マイナカード等)+現住所証明
ステップ2 ― 運用体制を構築
- ショート動画制作チーム
└ 撮影・編集・投稿の高速PDCA - ライブ配信チーム
└ 台本・商品ラインナップ・接客オペレーション - カスタマーサポート/物流フロー
└ 返品ポリシーとSLAを事前に整備
ステップ3 ― クリエイター連携と広告設計
βテスト段階でアフィリエイト連携クリエイターを確保し、スタートダッシュを図りましょう。広告はローンチ後すぐに配信できるよう、Video Shopping広告のクリエイティブパターンを複数用意。

まとめ&次のアクション
TikTok Shopは2025年6月から日本市場に本格上陸します。動画×ECの潮流は2026年にかけて加速必至。今こそ商品選定・動画制作・ライブ運営体制を整え、アルゴリズムが“学習”する初期フェーズで先行者メリットを最大化しましょう。
弊社では、戦略設計から動画制作・広告運用・物流まで一気通貫で支援する「TikTok Shopコンサルサービス」を提供予定です。βテスト参加や初期導入に関心がある方は、お気軽にお問い合わせください。
1 JETRO「TikTok Shop、6月に日本でサービス開始の見通し」ほか 2 日本経済新聞報道(2025/04/28) 3 Hotto Link調査(2025/05)